MENU

パーキンソン病の進行について

パーキンソン病の特徴としては進行がゆっくりであることが挙げられます。
完治させる方法は現在確立されていませんが進行を遅らせることは治療によって可能です。
今回はパーキンソン病の進行についてご紹介します。

 

パーキンソン病の症状は運動症状と非運動症状とに大別できます。
運動症状が現れる以前からパーキンソン病を原因とする非運動症状が発症している場合もあります。
また、パーキンソン病の進行とともに新たに症状が現れることもあります。
パーキンソン病の症状は初期・中期・末期症状と段階的に進行していきます。

 

パーキンソン病初期症状

初期症状では安静時振戦が現れることが多い。手足がじっとしているときに震える症状です。パーキンソン病患者全体で約60%もの患者がこの症状を発症しています。また、歩行障害も初期症状で見られます。体のバランスが悪くなり、最初の一歩が踏み出せないすくみ足、歩く歩幅が狭くなり速度が遅くなる小刻み歩行、手を振らずに歩くなどの症状が見られます。さらに筋強剛も発症します。筋肉が硬くなりスムーズに動けなくなる症状です。日々のリハビリで進行を遅らせることができます。

 

パーキンソン病の中期症状

中期症状としては姿勢異常、精神症状、嚥下障害が見られます。姿勢異常になる原因は薬剤の影響や背骨周りの筋肉の低下があります。精神症状では幻覚・幻聴・うつ・記憶力の低下・不眠などの症状が見られます。原因は薬剤の投与とパーキンソン病によりるものがあります。嚥下障害はパーキンソン病患者の約50%に見られる症状です。嚥下障害はパーキンソン病により脳への指令機能が低下、破壊されるため脳にある接触中枢、嚥下中枢の指令に異常をきたすために起こります。

 

パーキンソン病の末期症状

末期症状では言語障害、認知症、寝たきりとなります。言語障害では声が低く小さくなる、早口になる、どもるなどの症状が見られます。また唾液がたまりよだれが出やすくなります。また、認知症と合併する場合があります。認知症と合併すると寿命が一気に短くなる傾向があります。また、パーキンソン病の患者は認知症発症率も高くなり、一般人に比べると約5~6倍の発症率になります。最終的には寝たきりとなります。日常生活はできず、自力歩行も困難です。介護者などのサポートが生活では必要です。